2017年12月27日

少し父系も掘り下げて

もうすぐ2017年も終わりですが、28日にはGI
ホープフルSが施行されます。

出走馬表を見るとサンデーサイレンスの曾孫が
多くなってきたのを感じます。

代表的なのはオルフェーヴル・ヴィクトワールピサ・
ディープスカイですが、やはり気になるのは活躍する
産駒が牝馬やダート中心になってきたこと。

よく「血の飽和」という言葉が競馬の世界では度々
用いられますが、歴史的に見て父系の占める割合が
半数近くになるとその系統は徐々に勢いを失くして
いくと言われています。

ポイントとしては「種の存続」という意味合いが強く、
強いオスがいなくなり、活躍馬がメスばかりという現象
が起こるワケです。特にサンデーの後継種牡馬として
活躍馬を多く輩出したタキオンやネオユニ、ディープ
も、その孫に至っては活躍馬の中心は牝馬。

血統の論理として「種」足り得る存在のオスは血の飽和
を避けるため優秀な種として必要な「闘争心」が少なく
なり、戦う活力の低下が起こります。逆にメスはその
影響を受けないため持っている能力をコンスタントに
発揮できるのです。競馬の世界ではフケと呼ばれる牝馬
特有の発情期の現象がありますが、それを防ぐために
ホルモン剤の投与を行っており(これはドーピングに
該当しません)近年、女傑と呼ばれる牝馬が多いのも
競馬界の中心に座るサンデーサイレンス系の血が衰え
てきた事の証明と言えるでしょう。

もちろん、まだディープインパクト・ハーツクライなど
の種牡馬からはクラシックで活躍する牡馬は誕生するで
しょうが、サンデーサイレンス系の4代目であるオルフェ
産駒やヴィクトワール産駒から牡馬の活躍馬が激減する
のは間違いなく、GIなどの上級条件では弱い相手に恵まれ
ない限り、勝ち切るのは難しいと見ています(あくまで
スピード・瞬発力が必要な芝のレースでは、です)。

そう考えるとホープフルSはルーカス[10−d]とジャン
ダルム[22−d]、タイムフライヤー[14]の3頭の争い
が濃厚かな。馬券的には妙味ないかも、なので「見」に
徹しようと思います。
posted by Rumbling Rose at 06:36| 神奈川 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月10日

百花繚乱・女王杯

結構な功メンバーが顔を揃えた今年のエ女王杯。

とはいえ「意外に消せる人気馬の多い一番ではない
か」って思ってるんですよ、実際は。

まず1番人気濃厚なヴィブロス[12−c]。

昨年の秋華賞での快勝に加え今年のドバイターフ
での勝ちっぷりから高い評価を受けている感じ
ですが、そもそも秋華賞は前走・紫苑Sで道中に
不利を受け、脚を余しての2着→余力残しの参戦が
功を奏した結果。

ドバイターフの勝ちも確かにスゴいですが、勝ち方
が同じジェンティルドンナのシーマクラシックと
似ている点が気になります。

ポイントとしてはズバリ「勝負服」。

レース映像を見ると他の騎手の勝負服がバサバサと
はためく中、ヴィブロスの勝負服はピタッとした
まま。ドバイは夜のレースという事も相まって
非常に強い風が吹いています。

つまり最後の勝負所で進路を切り替えて差し切る、
なんてのは風の抵抗を考えると他の騎手には
できないのです。

それができるのは「ディープ産駒特有の瞬発力」と
「風の抵抗を受けない勝負服」の賜物。

負かした相手がその後活躍する事でヴィブロスの
最強幻想が高まるのはわからないでもありませんが
過剰な評価なのは間違いありません。

それに加え今度は8枠16番とロスの多そうな枠順。
姉にヴイルシーナ、近親にシングスピールやダノン
シャンティらのいる良血馬ですが、彼らとて世代
トップの評価を受けていたワケではなく一線級が
揃う大一番では勝ち切れるタイプではなかったのが
実情。

そう考えると馬券的には良くて2着、展開次第では
3着以下も十分にあるワケで軸に据えるのは不安。


...ちょっと長くなったので、次はスマートレイアー
[4−m]についてです。

この馬はわかり易い「トライアル・ホース」で、
GIではチョイ足りないタイプ。っというか馬券圏内
に入ったことのない現状を考えればヴィブロス同様
にヒモ扱いが妥当かと。


若さが魅力のディアドラ・リスグラシューら3歳勢
の場合、重馬場の前走を頑張りすぎた反動が心配。

2004年、不良馬場のJCで1・2着馬が次走の
有馬でかかりまくって共に惨敗。2012年の皐月賞
1・2着馬も不良馬場激走の反動から次走の
ダービーで着外に敗れています。

個人的には「重馬場=走りにくいうえ馬力が要る」
レースなワケで、そこを激走した馬は次走で力んで
しまうのだと考えています。

と、なると今回は折り合いをつけるだけで精一杯で
勝負圏内へ喰い込むのは難しいと見ています。


ミッキークイーン[2−s]はアルアイン[2−s]と
同じナンバリングで、本質的に中山・阪神のような
急坂コースに向いたタイプと推測。

初秋に「体調面が整わず秋は白紙」と言っていた
池江師のコメントからも既にピークは過ぎていると
見て評価は無印に。

ルージュバック[16−d]は名手ムーアを配しての
参戦となりますが、外々を回らされそうな枠順
なのが悩みどころ。

前走は上手くインを取る事ができましたが、
不器用なスタミナ型の配合から得意なのは
「馬なりの競馬」。

ムーア騎手で人気になり他馬のマークがキツく
なる今回は楽な競馬はさせてもらえないかな、と。


...で、それらを総合すると穴馬が喰い込む余地は
十分あるのではないかと思えます。

ウキヨノカゼ[3−d]はメイショウベルーガ・
シングウィズジョイらの遠縁にあたる血統で、
京都外回りで一変があっても驚けません。

乗りなれた横山典騎手が得意のイン潜り込みを
仕掛けてくるようならアッと言わせる場面も
あり得ます。

一方、前走・府中牝馬S勝ちがフロック視
されるようならクロコスミアも怖い存在。

母系はGI・6勝のファンタスティックライト
(JC・3着)の遠縁にあたるSister Sarah系。
スタミナに優れ晩成傾向の強い血統なので、
もう一丁があっても不思議ではないはずです。

京都外回りのGIでノーマークの逃げ馬が
波乱を起こすのは度々ありますしね。


....と、まぁこんなトコロでしょうか。
軸は競馬王チャンネルでも言った
クイーンズリングにする予定なので、
あとは天候・馬場をよく見極めたい
と思います。

posted by Rumbling Rose at 17:43| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月30日

凱旋門賞

何か月ぶりの更新かわからなくなりましたが...凱旋門賞の展望ってことで
久々にアップさせていただきやす(-_-;)。

さて注目されていたライアン・ムーア騎手は3歳牝馬のWinter[15−a]に騎乗するとの事。

血統的に言えば2014年の日本ダービーで3着だったマイネルフロストの近親にあたります。
同じナンバリングには2008年のダービー2着馬スマイルジャックがいるのですが、とにかく
活躍馬の少ない系統。昔は障害レースの活躍馬が多かったらしいですケド。

昨年の勝ち馬Found[1−m]はマカヒキと同じナンバリングとして大一番向けの底力に
注目していましたが...さすがに今年は勝ち切るのは難しいのでは、と考えてしまいます。

ただ、今年はEnable[4−m]が断然との下馬評から着拾いのレースになる可能性も
低くないので、堅実性を買っての選択なのかもしれませんね。


同じくIdaho[22−b]も勝ち切れないながらGIでの3着の多さからヒモ候補として
面白そうな1頭。昨年の2着馬Highland Reel[22−b]の全弟という血統背景からも
大駆けがあっても不思議じゃありません。

凱旋門賞に縁のある名牝2頭についても少し。Zarak[9−c]の母Zarkavaは無敗で
凱旋門賞を制した名馬でしたが、晩成傾向の強い父のイメージから本格化は来年以降かな、
という気がしています。2006年の凱旋門賞で最後にディープインパクトを差して2着に
入線したPride[8−d]を母に持つOnefoot in Heavenも母の域にはまだまだ。


一発あっても...と密かに注目しているのがゴドルフィンが送り込むCloth of Stars[4−m]。
Sea the Stars産駒ながらミスプロのクロスを主体とした米国的なスピード配合が魅力ですし、
シャンティイで結果を残しているのも大きな強み。前走は休み明けで勝負どころの反応こそ
鈍かったもののラストの伸びは悪くありませんでした。今年は同日に施行されたニエル賞や
ヴェルメイユ賞の勝ち馬が不在という珍しいケースだけにシャンティイでの経験が豊富で
勢いある馬が有利ではないかと見てるんですが...どうでしょうか?


馬券は競馬王チャンネルで挙げた3頭以外にIdaho・Cloth of Starsを絡めた馬券で
勝負する予定です。



...おっと、それ以上に注目しているのが土曜・阪神5Rの新馬戦。

POGでの指名馬にして一口出資しているレッドゼノビア[22−d]に期待しているのです...!
「競馬王のPOG本」でも書きましたが配合・馬体に惚れ込んでしまった一頭。中間の調整過程も
悪くありませんし、何とか結果を残してほしいんですが...。

ちなみに今年のPOGドラフトでの指名馬は以下の通り(今更ですが(-_-;))。

1位→  フィニフティ     [10−a]
2位→ サトノグロワール  [13−a]
3位→    ステルヴィオ     [11−c]
4位→ タニノフランケル  [3−l]
5位→  アーモンドアイ  [8−f]
6位→   アロハリリー    [2−f]
7位→ ノーブルカリナン  [19−c]
8位→リープフラウミルヒ[2−n]
9位→ レッドゼノビア [22−d]
10位→ リバティハイツ  [1−s]

ではまた。
posted by Rumbling Rose at 07:19| 神奈川 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする